公開準備版 · 募集未開始
男女10人AI物語
登場人物と、書き手のための種

同じ会社の、違う言い分。

全員が一度に登場するわけではありません。まだ見えていない顔は、これからの物語の中に。

十人の登場人物

人物立場・動機最初の着想
蓮企画開発部の新卒。速さと目立つ成果を求める推進派一晩で動くモックを作る。エラーの原因を尋ねられると固まる
武藤係長営業部の叩き上げ。現場の誇りと実利を重んじる表では勘を語り、裏では定型メール用の指示文を練る
神崎常務経営陣。株主への説明と流行への追随を気にする「AI-First」「工数30%削減」を掲げ、具体策を現場へ渡す
竹村推進室付き。超知能後の社会を考える目の前の議論へ文明論の遠景を持ち込み、話を止められる
黒木室長情報システム部の責任者。事故と規約違反を警戒するログと規約を確かめるまで、現場の道具を止める
権藤部長総務部のベテラン。監視と経営陣への不信が強いカメラに付箋を貼り、内線と手書きメモを好む
大河内博士元大学教授の技術顧問。知性と学問の尊厳を守るAIの速い解答にも「美しくない」と異を唱える
緑川さん元社員で社外アドバイザー。自然と自給自足へ向かうSlackを離れ、山奥で薪割りや菜園をする
佐藤さん派遣事務。平穏と定時退社を大切にする必要な作業だけAIに任せ、議論の横を定時で抜ける
宮内現場・カスタマーサポートの新人アルバイト。職を失いたくないAI評価スコアに振り回される

肩書・口癖・行動は最初のコメディの取っかかり。話が進めば、お約束から外れる行動も描ける。人物を一つの主張の代弁者に閉じ込めない。

この世界を書く人へ

それぞれが自分の尺度で相手を見切っている。その見方には当たっているところもあり、本人は自分の確信の中にいる。けれど、その人自身も別の誰かから同じように見られている。読者が視点を行き来するうちに、自分が共感した見方も含め、状況全体が滑稽に見えてくる。そういう瞬間が生まれてほしい。

推進派、慎重派、ライトユーザーなど、どの立場も同じようにその輪にいる。滑稽さは失敗する人だけのものではない。この願いを土台に、何を描くかは書き手に任せる。一話で全員やすべての関係を描く必要はなく、まだ見えていない面が次の話を書く動機になってよい。

この世界の調子

  • AIへの賛否や距離感が違う人々が、不協和音を鳴らしながら同じ日常を送る。
  • それぞれが自分の価値観を信じて疑わない姿は滑稽だが、誰も単なる悪役にはしない。
  • 立場が対立する二人にも、山登りや朝のジョギングなど、AIとは別の接点があり得る。
  • 一話で全員を登場させる必要はない。題材も会議室やAIの議論に限らない。
  • 一話はその場の出来事として読めるようにし、別の書き手が拾える小さな余白を残せる。続きの方向を指定する「お題」は設けない。